オトナリサーキットの秋も深まり、とうとう今シーズンの終了が迫ってきた10月25日、最終戦が開催されました。
 第2戦終了時でのシリーズランキング1位と2位は同点で、最終戦で上位の方がチャンピオンということになりました。
 昨年と同じく最終戦は2時間給油なし。昨年は全車完走しましたが、コースレイアウトが変わったことによる燃費の影響がどのようなレース展開を生むか注目されました。

 今回レーシングカートのレース経験者2名を擁したFチームバイクボックス長野が圧倒的なタイムでポールポジションを獲得しました。
 2位は@Bad Bullが入り、チャンピオン争いのスタートが非常に有利になりました。
 ランキングトップのEROOKIESは3位からのスタート。タイムトライアルを途中で終了させ、何か策を練っているようです。
 昨年は最終戦で逆転されてチャンピオンを逃したDMIMURA RACINGは4位。ポイント上ではまだ逆転チャンピオンの可能性を残しています。
 5位はAあいあい−エル。今季初の表彰台を目指します。
 6位は初参加のBTakeuchi Racing。まだタイムに伸びしろがありそうな走りを見せ、決勝での活躍が期待されます。

                 予選結果(PDF)

 秋が深まってきていて天気の割に路面温度が上がらない中、ポールポジションのFチームバイクボックス長野を先頭にゆっくりとローリングラップを走行します。各車とも十分にタイヤが温まる前にスタートが切られました。
 スタート直後、@Bad Bullが最初のドライバー交代。バトルによるタイムロスを避け、ハイペースを維持する作戦のようです。
 その直後、DMIMURA RACING、EROOKIES、Aあいあい−エルの3台が絡む接触事故があり、3台とも大幅なタイムロスです。
 タイムトライアル時のペナルティーにより集団から離れていたBTakeuchi Racingは難を逃れ、徐々にペースアップを図ります。

 Fチームバイクボックス長野はトップを快走しますが、燃費を考えてかタイムトライアル時のような圧倒的なタイムではありません。
 序盤の接触事故の後2位を走るのはDMIMURA RACING。安定したラップを重ねます。
 
 今回は8回のドライバー交代が義務づけられました。各車ともタイミングを考えながら消化していきますが、そんな中Fチームバイクボックス長野がピットサインの見落としから連続走行時間違反をしてしまいます。これにより1周減算のペナルティーです。

 今季Aあいあい−エルがなかなか上位争いに顔を出しませんが、今回もスピンなどによりレース運び
に苦労しています。

 最初にドライバー交代をした@Bad Bullがほぼ計算通りにレースを進めているようです。随所で好バトルを見せながら走行を重ねます。
 EROOKIESが周回遅れに詰まる中、@Bad Bullがそれを利用してパスしていくなど、今シーズンのタイトル争いの行方を象徴するような展開も見られました。

 2時間無給油でのレースですが、ほとんどのチームはレース展開上、ガス欠覚悟で終始全開走行せざるを得なかったようです。
 結果的には全車ギリギリ完走しました。

 最終的に、ハイペース走行を続けたFチームバイクボックス長野が今季初優勝。
 2位に@Bad Bull、3位にEROOKIESが入り、2年連続Bad Bullがチャンピオンになりました。
 今年表彰台の常連だったDMIMURA RACINGが3位と同一周回数の4位、あいあい−エルが5位。
 デビュー戦となったBTakeuchi Racingは6位でしたが、最速ラップは3位のタイムを記録しています。
決勝結果(PDF)

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